ホロウェイ朋子

Tomoko Holloway

イギリスとフランスの間にあるガーンジー島在住、3児の母。

私は末っ子を妊娠中、新しい命の存在を自分の中に感じつつも、大切な人たちを亡くすことも同時に経験しました。そしてそれから、表裏一体である生と死に向き合っていくこととなりましたが、それは生の喜びを心の底から感じる経験でもありました。

それまで、目に見えるものだけを信じてきた私でしたが、実は世界は目に見えないものの方が多く存在することを知りました。そして目に見えないものだけでなく、実際に行動していくことの大切さも知りました。

今このいのちを思い切り生きることを心に決め、限りあるいのちの中で自分が心から喜ぶことを優先して生きようと、住む場所を変えたり、やりたいことを後悔なくやるようにしたり、生き方を変えました。

そうすることで、それまでただ一日一日をこなすように過ごし、人からどう見られるかに重きを置いた日々から、今というかけがえのない時は愛と感謝で溢れていることに気づき、そのままの自分を受け入れ、心の底から幸せだなぁと感じる日々を送っています。
私はここでアートを使ったセラピーを提供していますが、私はアートを勉強してきたわけでありません。むしろ自分はアートなことは苦手だと思っていました。

でも数年前に、とある本と出会ったことから、上手いか下手かは問題ではなく、筆を走らせることや色を塗ることを楽しんでいるかどうかが大事だということに気づきました。そしてそれは何かすごい作品を作らなければアートと呼べないわけでもなく、ただ外を歩きながら道端の草花に目をとめたり、空を眺めたりする、そういう時間もクリエイティビティを養うものだと知りました。

それからは、日常生活の中で、描きたいと思った海や空をパステルで描いてみたり、拾ってきた草や枝でリースを作ってみたり、撮りたい風景を写真に収めたり、自分がやりたいと思うことを自由に表現して楽しむようになりました。

そうすることによって、子供たちも彼らがただ本当に好きだと感じることをしていけばいいと、そのままを受け入れられるようになってきました。

自分の好きだと感じる心を大切にした結果、現在はバースドゥーラになるべく勉強をしています。お産というかけがえのないイベントが、どんな形であれ自分自身で選択して満足のいく経験となり、そしてその経験が糧となって、その後もその人らしく自分のいのちを生きていく人が増えたらと思っています。